yamahikoのブログ

定義はおろか難しい専門用語も知らない、増して古語など聞きかじった程度、こんな言葉が有るのか無いのか、使い方さえも知らず、ど素人が言葉を適当に並べただけの主に俳句のつもりのブログです。

     俳句(季節順不同)

   


    草苅れば後に群れ来るトンボかな
   芝生枯れ浮草沈む秋の暮れ
   喉飴や全く効かず秋の夜
   薄味の鮭に追い塩俺の味
   里芋の玉露落ちて蟻を打つ
   憐れなる獅子に踏まれて彼岸花
   鴬の鳴くや遍路の二人旅
   骨を病む肩の痛みに春遠し
   夏痩せに中辛カレー水二杯
   夏空に枯れる花パラパラの雨
   雪柳水面に揺れる老いの影
   四ツに割一つを取り合うメロンクジ
   草抜けば指に刺さりし柚子の刺
   障害の吾が娘の末を憂う秋
   冬晴れやこの手でもぎたるレモン四ツ
   ヨモギ餅二つ喰らいて腹笑う
   田は荒れて雀も消えし山の村
   陽に病めば水一杯が恋しけれ
   久々の雨固き岩松開く 
   夏草を刈れば古墓の出にけり
   道塞ぐ葛満開や刈りがたし
   秋深し一羽残れし蝉哀れ
   雪虫や袖に留まりて老いの友
   月食を愛でて寒さに震えけり
   夕暮れに涼しき風や河鹿鳴く
   手に刺さる栗のイガしつこく剥くや
   夏草を刈れば蛙の慌てけり
   秋雨に移ろい行く日妻は鬱
   蝉時雨皺の深さや父の顔
   イチジクを二つ並べて娘に与え
   母逝きて古池に揺れる朧月
   腹揺する谷間の花火子等は泣き




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