yamahikoのブログ

定義はおろか難しい専門用語も知らない、増して古語など聞きかじった程度、こんな言葉が有るのか無いのか、使い方さえも知らず、ど素人が言葉を適当に並べただけの主に俳句のつもりのブログです。

   俳句 2 (季節順不同)

綿帽子椿の花の赤さかな
年初め不安なままに霙れ降る
秋深し眠れぬ夜や歯の痛み
病院の窓から眺める霞みかな
石鎚の神山を隠す雲の群れ
初霜や慌ててレモン取り込みぬ
得意げにヒヨドリ咥えし家の猫
芝生枯れ浮き草沈む秋の暮れ
晴々と春を迎える気になれず
滴りし汗の溜まりに風は無く
扇風機昨日も今日も扇風機
秋冷に萎れる花や古山道
目を突けど薬もなしや秋の暮れ
まだ鳴くやコオロギのか細気声よ
コオロギの声は途絶えて秋は逝く
秋の夕年寄りばかりの里寂し
空晴れて秋風染みる夜はの月
酒飲んでゴロリ寝転び冬近し
夜は更けて寂しき虫や月落ちぬ
灰色の雨蛙土にまみれて
藁葺きをトタンで覆うて藁腐る
酒半合下戸が潰れてなお寝れず
闇透かし眺めるイキナリの雷雨
藁葺きの古き隣に人は絶え
静けさや月に刺さす虫の声



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